メガバスの久保田剛之さん開発 GENMA110sのインプレ
[toc]
GENMA110S
【メーカー】メガバス 【タイプ】 シンキングペンシル 【全長】 110mm 【重さ】 21g / 29g 【レンジ】 21g / 表層~40cm 29g / 1.5m以上 【フック】 #4感想
シンペン の割にそこまで、暴れないアクション 早めのリトリーブでもルアーが水面から飛び出さない安定性 シャローエリア攻略の武器になるのは間違い無し
アクション
最大の特徴は、この縦リップでしょう
リップに水を受けさせないことを形で示し、
『動きの幅が抑えられた泳ぎ』である主張を感じることができる
そうした『静の動き』から反転流や、流れのヨレに入った瞬間によるふらつき、『動の動き』に転じた瞬間にバイトが出るのだ
一定のリズムで任意のレンジを巻けることが出来れば、誰でも釣れるルアーとして設計がされている
泳ぎの姿勢は、ほぼ水平姿勢 フォールをさせたとしても、水平フォールでひらひらと左右に震えながら落ちていきます
シンペン の中では珍しく重心移動を採用しているにも関わらず、初動の立ち上がりはかなりよく、浮き上がりも良いため、自分の想像よりも結構上のレンジを巻いていたことが何回もありました
動きの安定感があり、緩い動きのため、余程の早巻きをしないと水面から飛び出すことも無いため、急流のダウンクロスに投げても使用することが出来ます
水を動かすようなミノーで喰わない時に、フラフラと弱っているような魚を演出するようなシチュエーションで使用すると良いでしょう
とにかく、21gに関しては水面から20cmを一定のレンジで巻けるようになれば、間違いなくその時には何本かのシーバスは釣れているはず!
飛距離
引用:https://www.megabass.co.jp/site/products/genma110s/
メガバスと言ったら、LBOという重心移動システムが有名だが、
今回のこのGENMAは画像の通り、タングステンの重心移動システムです
なぜ、LBOじゃないかというと水中での姿勢が水平であるがために、
キャスト時に後方に移動した重りが、泳ぎの姿勢に入っても後方部から前方に戻ってこない可能性があったため、従来の重心移動システムになったとのこと
ただ、、、、、残念ながらキャスト性能でいうと他シンペン の方が高いです
なぜかというと、一重に飛行姿勢に問題があるからです
泳ぎのバランスや、ルアーの形状を重視し、シンペン には珍しい重心移動システムを採用した副産物として、飛行中にバランスを崩すことが多いという欠点を露出した印象です
発売当初からGENMAを愛用してきた自分も10投に1投ぐらいのペースで、飛行途中にバランスが崩れてしまい狙った所にいかない感じになっています
風等の影響も無く、全て噛み合ったキャストが出来た時は、それなりの飛距離が出ますが、キャスト精度という観点からみると、スイッチヒッターやヘビーショット、ガルバ等、有名所のシンペンと比較すると後塵を拝するでしょう
適正場所
あえて、GENMAを磯で使う意味は無いかと
流れに乗せながら巻いてくるドリフトは一級品
オープンな場所で巻いてくるには、very good!
29gの方だとしても、あえてGENMAを選択しないかな
可も無く不可も無く
総評
一言でいうと、『喰わせ系シンキングペンシル』
他のシンペン と違い、水を強く動かし過ぎない揺らぎのアクション
たぶん、泳ぎだけならベテラン上級者アングラーでも納得のいく代物でしょう
ただ、その水平姿勢の泳ぎを得た代償に、キャスト時の飛行姿勢が崩れやすいという弱点をも内包することになった
こういう躊躇もなく喰ってくるバイトが非常に多い
キャスト精度がそこまで求められないような場所では、間違いなく1つ持っていると重宝すると思います
ちなみに、ルアー製作者の久保田 剛之さん。
メガバスやRBB、天龍のフィールドテスターでYoutubuの動画にも上がっているが、取材でメーターも仕留め、ガイド無しで初場所攻略の企画を成立させてしまうハイレベルな釣りプロです。
久保田さんの動画を見ていてもGENMAをシャローで潜行20~40cm辺りをリーリングしている。
シャロー攻略する中で、ミノーでは水押しが強すぎる時、表層よりも若干レンジを下げたい時に期待に応えてくれるでしょう
他のルアーを何回も通して反応させることが出来ず、GENMAを流してクオリティ高い魚に出会えることが多い気がする
これ嘘のような本当な話